軍用地について

【軍用地とは?】

軍用地とは、米軍基地や自衛隊基地、那覇空港用地などの利用のために借地された土地のことを言います。

軍用地は、国の所有だけでなく、一般の方(個人や法人)が所有している土地も多数あり、国がその土地を借りて軍用地として利用しています。
国と土地の所有者との間に賃貸借関係が生まれ、用地を所有している地主さんには、国から年に一回、借地料が支払われます。

このような軍用地取得(借地料)は、価格変動のある通常の不動産屋その他の投資と比較しても安定しているというメリットがあります。
また、国による借地料支払いのため、収入の確実性と確実な利回り、その他、担保としての価値があることや固定資産税の低評価など、いろいろなメリットがあり、安心安全な金融商品、魅力的な投資対象として関心が寄せられています。


【軍用地の売買取引とは?】

借地料は、㎡数(面積)×1㎡の単価で計算され、国より地主さんへ対し、毎年8月前後に年間借地料として支払われます。(銀行振込)なお、軍用地は国が使用していようと一般(個人や法人)の所有物なので、通常の土地と同様に不動産会社を介しての売買が可能です!

また、軍用地の取引価格は、毎年、国から支払われる「借地料」に「倍率」をかけたきんがくとなっており、「倍率」は物件が地主に返還が予想されるまでの年数によって地域により十数倍~三十倍などと差があり、返還までの期間が長いと予想される物件ほど高額なものになります。


<例えば、年間借地料が100万円で、30倍で購入する場合>
100万円(借地料)×30倍(地域により異なります)=3,000万円(売買価格)

<定期預金の利息に換算した場合>
100万円(借地料)÷3,000万円=約3.3%(利回り)


<倍数とは>

倍率は、地区、施設によって異なります。一般的に、変換のリスクが低い所は、倍率が高く(嘉手納飛行場、那覇空港、那覇空自など)、返還が決まった場所、返還予定地は倍率が低くなっています。ただし、返還予定地にも場所によっては、地理的にみて立地条件が良ければ物件購入時の価値よりも、さらに価値のある物件になることも有ります。

沖縄の軍用地(エリア)について